王塚・千坊山遺跡群とその周辺(富山市婦中町)

遺跡と自然がいっぱい

 今年(2005年)3月2日、これまで国史跡に指定されていた「王塚古墳」(古墳時代前期の前方後方墳)に、相前後して展開する弥生時代末から古墳時代前期の有力な墳墓・古墳及び集落を追加して「王塚・千坊山遺跡群」として国史跡に指定された。婦中埋蔵文化財資料館(富山市婦中町笹倉129番地)では、来年3月末までこの遺跡群の特別展を開催しているので、詳しくはそちらを見て頂くとして、ここでは王塚古墳と、その周辺スポットを見てみます。
 王塚古墳は、越中を代表する前方後方墳で、全長58m。前方部の長さ27m、幅26m、高さ3.6m。くびれ部の幅は15m。後方部の長さ31m、幅33m、高さ7.6m。何気なく見ていると、ただの丘にしか見えませんが、由緒ある婦負王国の王の墓。すぐ隣は「かんぽの宿」、少し先に呉羽カントリークラブ、古洞の森があります。手前には「ふるさと創生館」があり、富山平野を一望できる展望台の他、不思議な石仏にも出会えます。駐車場そばの階段を下りて行くと、「ふちゅう曲水の宴」の会場として有名な各願寺があり、滝もあります。曲水はイベント時だけ水が流れるようです。古里小学校のそばには千坊山遺跡があり、ここは24棟の竪穴住居跡が見つかった県内最大級の弥生時代の集落跡とのこと。その他にも山陰地方と海を通じた交流があったと推定される四隅突出型墳丘墓も近くにあり遺跡と自然が楽しめる場所です。


▲全長58mの王塚古墳。2つのこぶがわかりますか?県内で4番目に大きい前方後方墳。すぐ近くの勅使塚古墳は県内最古の前方後方墳で、全長66mと県内で2番目の大きさ。ちなみに県内最大の前方後方墳は、氷見市柳田で発見された古墳で、全長107m。


▲王塚・勅使塚両古墳から近い「ふるさと創生館」から眺める富山平野


▲各願寺からふるさと創生館に続く階段



▲各願寺と「曲水の宴」会場


▲石仏とふるさと創生館


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