52. エレオノラさん(ブルガリア)

プロフィール

出身国…ブルガリア ソフィア 趣味…スキー、テニス お国自慢…自然美、ブルガリアン・ボイス(民族音楽:日本ではあまり知られていませんが、宇宙探査船ボイジャーのゴールド・ディスクに宇宙人宛てのメッセージとして収録されている)、多文化共存社会、世界最古のトラキア黄金文明 海外在住経験…日本28年、富山10カ月 来県のきっかけ…大学で日本語・日本文化を留学生に教えています。

☆富山に来た時の第一印象は?
 富山市はコンパクトで、小さい街ながらいろんなものが揃っていてすごく住みやすく便利ですね。富山に来る前は東京に住んでいたのですが、当時は片道3時間の通勤時間で大変でした。東京では大都会がゆえに1日に用件1つをこなしてやっとですが、富山では5km圏内(30分以内の移動範囲)に必要なものが不自由無く揃っていて、東京と比べて1日でたくさんの用件を済ませることができて違いを歴然と感じました。富山は車社会であるにも関わらず、そんなに混雑していません。また、目の前に山があって豊かな自然があり、素晴らしいですね。

☆出身国と比較していかがですか?
 首都ソフィアは国土の西側にあり、山のふもとの都市です。ブルガリアはバルカン山脈とヴィトシャ山に囲まれており、山が多く、立山連峰に囲まれた富山と似ていますね。ですが、富山は広範囲で海に面していますね。ブルガリアが面しているのは、東側の黒海のみです。ですから、私がソフィアに居た当時の話ですが、ソフィアにはあまり魚は入ってこなくて、せいぜいで川魚を食べるくらい。魚を食べる習慣はあまりなくて、主に豚肉を食べていますね。ブルガリアはトルコの食文化の影響を強く受けていますので、トルコのものすごく甘いお菓子がそのまま定着しています。パイ生地を何層にも重ねたミルフィーユのようなバクラバというお菓子が定番です。日本の和菓子を頂いた時、甘さと塩味の組み合わせにビックリしました。ヨーロッパ人にない発想です。大福やだんごなど、甘さとちょっとのしょっぱさが混在してお菓子になっていますよね。ブルガリア・トルコのお菓子はただただひたすら甘いのみです。普段は私は和食中心でお料理しています。ブルガリア料理特有のハーブ等の調味料類が日本では手に入らないので、あまり日本ではブルガリア料理は頻繁に作っていませんが、クリスマスイブの日にはブルガリア正教会の伝統的な精進料理、豆のスープと、ピーマンの詰め物(肉の代わりにご飯)を作っています。ブルガリア正教会は、イブの日には精進料理を頂くんですよ。伝統料理ムサカ(ジャガイモと挽肉の重ね焼き。卵とヨーグルトで作ったソースをかけて焼く)はクリスマスでは食べませんが、時折おもてなし料理として作っています。
 ブルガリアは小さな国ゆえにいろんな国に攻め入られた歴史があります。それゆえ民族の知恵として、いろんな人と対立しない・平和的・友好的・ユーモアのセンスで困難を吹き飛ばす、そういう国民性がありますね。日本の皆さんも温和で平和的ですね。


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