54. シモンさん(ポーランド)

プロフィール

出身国…ポーランド ピルホビツェ 国籍…ポーランド、ドイツ 趣味…ダンス、卓球、スノーボード お国自慢…コペルニクス、キュリー夫人、ショパン、ヨハネパウロ2世、ビャウォヴィエジャの森、マズールィ湖水地方、タトラ山脈 海外在住経験…富山2カ月、ポーランド、ドイツ、イギリス、ロシア、オーストリア 来県のきっかけ…客員研究員として富山大学経済学部に所属しています。

☆富山に来た時の第一印象は?
 日本と言えば寿司、舞子さん、富士山、マンガ、勤勉、大都市の満員電車、最先端技術、ウォシュレットなどのキーワードが挙ってきますよね。僕はまだ富山で2カ月なので、富山について語るとなると難しいですが、皆さんとても親切だし、寛げる場所や公園がたくさんありますね。雲に覆われた連峰に囲まれた街だから、第一印象はちょっとミステリアスなところだな、と思っていました。でも、それと同時に平和的で、友好的だなと思いました。僕は日本で地元に根付いた生活体験をしてみたかったんです。富山については良い評判をいろいろ聞いていましたよ。

☆出身国と比較していかがですか?
 日本はとても安全で、充分に整備されていますね。時にちょっと形式を重んじすぎるかなとは思います。急速に個人主義化しているヨーロッパの社会と比較すると、日本では個人よりも、集団を重んじていますね。それと、日本人は細部に重きを置きますね。手工芸や芸術に対する評価が高い。地域の伝統や歴史を大切に育んで行かれる日本人が私は好きです。
 僕はポーランドで育ち、19歳までそこで過ごしました。親戚はドイツに居るので、ドイツで過ごす時間も多いです。1年半ドイツで勉学し、その後半年間働きました。モスクワでも1年間勉強し、ウィーンで半年働いた経験もあります。イギリスで学位を取得し、1年以上バーミンガムで生活しています。いろんな国での留学体験と労働経験を持つ僕の専門は、移民研究と国際政治学です。僕の研究からの視点ですが、日本は移民に対する自国の役割について、幅広い討論が必要なのではないかと。労働市場や、急速に進んでいる高齢化社会に対応するための最善策を取るべく移民政策についての話し合いです。
 ところで、ポーランドと言えばウォッカ! ウォッカと言えばロシアと皆さん思ってらっしゃるかもしれませんが、ポーランドも有名です。ポーランド人はお酒強いですよ!


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