49. マネドさん(ブルキナファソ)

プロフィール

出身国…ブルキナファソ ワガドゥグー 趣味…外国語学習(公用語はフランス語で、英語は学校で習います。その他にドイツ語、アラブ語、日本語を勉強しています)、読書(社会科学、政治学など) お国自慢…正直で誠実な国民性。みな勤勉で、平和主義なところ。みな子供が大好きです。 海外在住経験…富山6カ月 来県のきっかけ…富山大学の大学院にて、修士課程・博士課程で経済学の研究をします。

☆富山に来た時の第一印象は?
 富山の皆さんは親切ですね。富山は水が美味しくて、生活費は大都市よりも安く済み、生活しやすい場所だと思います。街の騒々しさもなく、勉強にはとても良い環境です。言語は大きな壁ですが、今一生懸命日本語を勉強していますので、日本語を使えるようになれば、日常生活がラクになると思います。

☆出身国と比較していかがですか?
 アフリカでは高い山の頂上部のみしか雪は降りませんので、ここ富山で人生で初めて雪を体験しました。ブルキナファソの気候は、3〜9月は夏季で特に4月から非常に暑くなり、平均気温は38〜39度、最高気温は45度にもなります。ですが、この気温に私たちは慣れてしまっているので、この暑さの中、普通に学校に行ったり、会社に行きます。10〜2月は寒くなりますが、寒いといっても10〜15度です。富山の冬よりははるかに暖かいですよ。
 ブルキナファソの主食はミレット(雑穀類)です。日本ではブルキナファソのミレットと同じものは買えないのでとても恋しいです。日本でもブルキナファソほどではないようですが、雑穀を使うそうですね。ブルキナファソのミレットレシピは、ドリンクから食事からデザートまでたくさんありますよ!
 技術開発はあまり進んでいないので、農業では、今でも牛やロバを使って手作業で行われています。綿花・コーン・黒豆・マンゴ・ピーナッツ・玉ねぎ・ハチミツなどを生産しています。日本とは違って、米は国内生産量が少ないので輸入しています。日本は山が多いし、雨も良く降りますね。ですから農業が栄えてよいと思います。ブルキナファソは山や森は少ないし、雨も少ないので農業には厳しい環境と言えるでしょうね。ですが、天災という面でいうと、地震や台風はほとんどありません。
 ブルキナファソはフランスの植民地だった経緯から、フランスの影響を強く受けています。フランス人の校長先生がいる学校もあります。私たち古来の民族の言語・文化と共に西欧文化も混在している国です。


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