1985年サンアントニオから姉妹都市の申込みを受け、それを生かせず37年

川沿いの道路の公園化は市民のコンセンサスで

 全米ナンバーワンの人気都市、サンアントニオから、街の中心を同じような川が流れている縁で、姉妹都市(シスターシティ)の申込みを受けたのに、富山市のトップは、それを生かせずに37年経ちました。当時の中沖知事は、市がやらないのなら、県が主導で計画を立てようとしたのですが、西の大ボスに、「お前、いつから富山市長になったのだ!」とすごまれ(金尾力松談)、実現できなかったのですね。しかし、松川を愛する市民の皆さんが、2003年、国や中沖知事の支援を受けて、「川と街づくり国際フォーラム」を開催され、サンアントニオからリチャード・ハード氏を招き、現地視察を実現し、「夢の神通回廊」の可能性を引き出されたことは、すばらしいことです。
 松川べりをサンアントニオ市のリバーウォークのように、魅力のある空間にするためには、クリアすべき課題として、川沿いの道路の公園化が挙げられます。
 この実現のためには、まず、設置者がその気になること。市道であれば市ですね。そして、県とか公安委員会とか、交通関係の団体、運輸関係の業界の皆さんの意見を聞くと同時に、「こういうことをするためにここの道路をなくしましょう」と、市民のコンセンサスを作ることです。「少し不便になるけど、素敵な公園になるんだったら」と皆さんに理解してもらうことです。
 この「夢の神通回廊プロジェクト」の実現には、早く基本構想を立てて、第一期はここをとか、長期的な計画をしっかり立てることです。

 

技術的には可能。あとは、知事や市長の決意だけ

 技術的には、なんの問題もありません。新幹線を通すようなあれだけの意気込みと、お金を工面すれば、必ずできます。あとは、知事と市長の決意だけです。

アメリカ・サンアントニオのリバーウォーク

松川のリバーウォーク

 


■澤合敏博さん
元富山県出納長。2005年と2008年の2度、サンアントニオを訪問。


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