柴田勝家、信長の妹・お市の最期の地 柴田神社(北の庄城址)(福井市)

 3月16日㈯の北陸新幹線 金沢―敦賀間の開業にあわせ、今回は福井駅から近い柴田神社(北の庄城址)をご紹介しよう。
 この場所には、柴田勝家が築城した北庄城の天守があったとされる。織田信長の安土城天守の7層をしのぐ9層の天守で、スペインの宣教師、ルイス・フロイスも感嘆したと伝わる。
 天正11(1583)年、対立した羽柴秀吉の軍に攻められた勝家は、自ら城に火を放ち、妻とともに壮絶な最後を遂げた。
 妻のお市は織田信長の妹で絶世の美女といわれ、政略結婚により近江の小谷城主・浅井長政に嫁ぎ、1男3女をもうけた。しかし、夫・浅井長政が兄・信長と対立することになり敗れ、お市は3人の娘(茶々、お初、お江)を連れて柴田勝家に嫁いだ。
 秀吉に攻められた時、勝家はお市に娘と共に城を出るよう諭したが、お市は娘3人を秀吉の陣に送った後、夫婦静かに盃を交わし、辞世の句を残して自害した。

参考/案内板、福井県公式観光サイト ふくいドットコム、福井市ホームページ、Wikipedia、他

 

 

おすすめ