富山県指定天然記念物 西岩瀬諏訪社の大けやき(富山市)

 今回は、2010年5月号の「古川…かつての神通川河口の名残り」の中でも少しご紹介した「西岩瀬諏訪社の大けやき」をピックアップ。

 この大けやきは、幹まわりが10m近くもある巨幹で、高さ5mのところから枝分かれして横に広がっている。高さは約30m、樹冠は周囲55mにも及ぶ。樹齢は千年を超えるといわれる。
 古来、西岩瀬は神通川の河口(現在は東岩瀬側にある)にあり、八重津湊として栄え、富山藩の米の移出港となっていた。また、このあたりは以前には海岸林が多く、岩瀬野の森と呼ばれたと伝えられる。
 この巨大な老樹は、沖を航海する者の羅針盤として、また航海の安全を祈る聖樹として近郷の人々に親しまれてきた、という。
 すぐそばに、八重津浜、八重津浜緑地がある。

(案内板より)

 

 

 

 

 

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