飛騨古川(岐阜県飛騨市)

 飛騨古川といえば、「瀬戸川と白壁土蔵街」の鯉が有名ですね。昨年の秋、高山の朝市を見た帰りに訪れてみましたが、綺麗に整備され、とても雰囲気のいいところでした。
 飛騨市のサイトによると、瀬戸川は400年余り前に新田開発のために造られ、農業用水や菜洗いなどで利用されていました。戦後、ゴミや生活排水などで川の汚れが目立つようになり、地域住民が川の美化を目的に鯉を放流し始めました。現在では、約1000匹の鯉が泳いでいるそうです。
 なお、冬は屋根の雪など降り積もった雪を瀬戸川に流すため、毎年11月に鯉を近くの天神池(増島城跡)へ移し、4月に川に戻すのが季節の風物詩となっています。
 川沿いにはエサ箱が設置され、100円で鯉にエサをあげることができます。
 近くにある飛騨の匠文化館では、飛騨の匠の歴史を学んだり、道具や各種の継ぎ手・木組みの見本を見ることができる他、千鳥格子をパズルのように組む体験もできます。
 JR高山本線「飛騨古川駅」北側に若宮駐車場という広い無料の公共駐車場があり、便利でした。
 まちなかでは、無電柱化の工事も行なわれており、ますますよくなっていきそうです。

▼宮川(神通川上流)(左)、かつての取水口の近くにある弁財天堂(右)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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