5. まちなか居住の魅⼒を⾼める⼩さな都市計画

髙栁百合子〈Profile〉

 

元・国土交通省都市局土木技官。20代で市役所に出向し、市民参画型のまちづくりに注力。長女出産後は研究所に勤務しながら博士号(工学)を取得。2018年4月に富山大学に都市デザイン学部が新設されたのを機に、准教授に着任。五福キャンパスで教壇に立ちつつも、娘の学校の先生には全く頭が上がらない。好物は富山湾のお刺身とお寿司。

 前回までのコラムでは、⽇本では⼦どもが減り、⼦どもが歩いて集まれる場所も減っていること、そしてクルマを運転できず住む場所を⾃分で選ぶこともできない⼦どもにとっては、安全に移動できる徒歩圏が重要であること、をお話ししました。そして、都市の中⼼部は、かつて⼀度は⽣活環境が悪化し、⼦育て世代が郊外へと出ていってしまった場所であるが、


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