【其ノ百六十一】ジェンダーと平等

柳家さん生・・・昭和32年、富山市西町に生まれる。上野鈴本演芸場等、寄席定席に出演のかたわら、都内各所にて勉強会、独演会を精力的に開催、活躍中。

 ジェンダーという言葉を良く耳にする。男女など性差別をなくし、平等の暮らしをするとか。性差別とかパワハラセクハラなどいろんなことが、平等という名のもとに無くそうと言われて久しい。別段反対しませんが、度が過ぎている気がする。何でもかんでも、平等だからと垣根を取り外せば済む問題ではないと思う。しまいにはトイレの表示など差別だと言いだす始末。平等にもほどがあるとしか思えない。違いのあるものを平等にしようなんてのは、そもそもおかしなことだと思う。違いとは〝差別〟ではなく〝区別〟であるということをもっとわきまえることだと思う。トイレなど男女は同じものではないことは分かるでしょ。心が女だからと男の姿で女子トイレに入ってもいいのか。
 「なぜ災害時にいつも女は炊き出しをさせられるのか?」そんなことを声高にいう人こそ、少しは考えてもらいたい。料理は今や男もします。力仕事も女もします。性同一性障害とか男同士・女同士それぞれそんなことはあるでしょ。それと根本の男女の違いは別次元の問題です。なんでもかんでも一つにしてしまうことが間違いだと思うのは私だけ?
 いやはや まいどはや

 

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