スマートグリッド時代の一翼を担う工事店に

㈲イシグロテクニカル 代表取締役社長
石黒 千蔵 さん

 今から約20年前、県内で最も早い時期に、太陽光発電の据付け工事を始め、これまで多くの工事に携わってきた。「常に新しいことをやっていたい」という石黒さんが、次に関心を寄せているのが、太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、小発電が網の目のようになって電力を融通し合う「スマートグリット」にまつわる工事だ。これまでの取り組みと共に聞いた。

 

 「祖父が富山市八人町で電気湯(弱電気を湯の中に流す薬湯の一種)を経営していました。同じ町内の田中耕一さん(ノーベル賞を受賞)もよく入りに来ておられたそうです。そのことがノーベル賞につながったかどうかはわかりませんが(笑)。父は、銭湯をやめて、総曲輪に電気屋を開き、アーケードの入口に「総曲輪」というネオンをつけて富山を沸かせたそうです。太陽光発電工事は、弟(元則専務)が啓示を受けて(笑)始めたのですが、うちの家系は積極的に新しい物事に取り組んでいこうという、進取の気性が強いようです」 太陽光発電の工事を始めた20年程前の時点でも、月10件程度の家庭用の取付工事があったという。
 「ただ、学校の先生とか、地球温暖化防止のためにということでやっておられる方ばかりでしたね。これからも、損得抜きで太陽光発電を始めてほしいなと思っています」
 太陽光パネル取り付けは、高所での作業となり、危険と隣り合わせ。
 「事故防止が一番気を使う点で、慣れるまで大変でしたね。また、一時期、需要があり過ぎてメーカーからパネルが入って来なくて工事ができず、大変苦労しました」
 「スマートグリッド」が少しずつ動き出している。
 「太陽光と蓄電池の組み合わせがベストだと思います。蓄電池はまだまだ高いですが、確実にその方向に向かっています。スマートグリッド時代の一翼を担うような、大きな工事店になるのが夢ですね」

 

いしぐろ・せんぞう●
昭和26年(1951年)9月3日、富山市八人町生まれ(8歳までそこで暮らした)。AB型。富山東高校、岐阜大学工業短期大学部電気工学科卒。父の電気工事業(石黒電業社)を手伝い始め、平成2年に引き継ぎ、有限会社に。
○座右の銘…「今日できることを一生懸命やる」 ○健康法…「以前やっていた水中歩行をまた始めようと思っています」 ○趣味…立ち読み 「世の中の動向を掴むために、経営書やビジネス雑誌を中心に、いろいろな本を読んでいます」 ○印象に残っている旅行先…「2年程前、母と弟と一緒に、草津温泉、富士山、軽井沢を回ってきました。河口湖から見た富士山がきれいでした」 ○一番大切にしているもの…家族 ○尊敬する人…本田宗一郎 ○結婚…昭和55年。 ○うちの女房…「しっかりものです」 ○お子さん…長男、長女

 


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