高品質を維持しながら、短納期で予算に応じた包装機械を製造
株式会社ハナガタ 常務取締役
花方 寛人 さん
1964(昭和39)年に、日本初のシュリンクトンネル(製品を熱収縮フィルムで包装する機械)の開発に成功した㈱ハナガタ。〝シュリンク包装のパイオニア〟として、L型自動包装機では国内トップの70%、アメリカでも50%のシェアを獲得。世界20カ国に輸出されており、グローバルスタンダードとなっている。長年、製造部門に携わってきた花方常務に話を聞いた。
「国内に似たような包装機を製造している会社は数社ありますが、当社のように営業・企画設計・部品製造・機械組立・納品・アフターサービスまで一貫してやっているメーカーは珍しいと思います」
㈱ハナガタは、昭和23(1948)年に祖父、花方春吉氏が板金加工業の「花方プレス工業所」として創業。その後、父で現会長の花方敏之氏が包装機械の開発に着手し、包装機械製造分野に参入。現在、兄の淳氏が社長を務める。