五箇山合掌造り集落(南砺市)
世界遺産となった相倉・菅沼集落で歴史を感じてみよう
1995(平成7)年、日本の木造文化を代表する合掌造り家屋群を中心とする貴重な農村景観や、受け継がれてきた文化が評価され、岐阜県白川郷荻町集落とともに「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として、世界文化遺産に登録された五箇山合掌造り集落。
1月中旬の天気のいい日に出かけてみました。以前、庄川沿いの国道156号線経由で「道の駅たいら 五箇山和紙の里」に行ったことがありましたが、今回は、城端から五箇山トンネル、梨谷トンネルを抜けて、相倉合掌造り集落へ。駐車場そばの「撮影スポット」案内板にしたがって雪道を登り、よく写真で見た風景に出会うことができました。「勇介」という展示館で養蚕業の再現などを見た後、菅沼合掌造り集落へ向かい、「五箇山民俗館」と「塩硝の館」を見学。「塩硝の館」では塩硝づくりの非常に詳しい展示を見ることができました。江戸時代に加賀藩が設立した黒色火薬製造施設「土清水塩硝蔵」(金沢市)へ塩硝を運ぶ輸送ルートの説明もあり、感動しました。
▲勇介(相倉) 合掌造りの内部の様子を1階から2階、3階と見ることができる。2階では養蚕業が営まれていた当時を再現している。昔の生活道具や大工道具も写真とともに展示している。
▲菅沼合掌造り集落(駐車場から集落に向かって降りていく道路から)
▲五箇山民俗館(菅沼) 合掌家屋のひとつを資料館として公開。生活用具など山村の伝統的な暮らしを紹介している。
▲塩硝の館(菅沼) 五箇山の一大産業だった塩硝づくり。材料採取から出荷までを人形などで再現している。