55. ディミトリーさん(ベラルーシ)

プロフィール

出身国…ベラルーシ ミンスク 趣味…映画、音楽、幼い頃からの切手収集 お国自慢…①偉人たち:ビクトリア・アザレンカ(テニス選手 2012年世界ランキング1位)、ピョートル・クリムク&ウラジミール・コワリョーノク(宇宙飛行士) ②世界遺産のビャウォヴィエジャの森、ネスヴィジ城 海外在住経験…富山トータルで2年半(今回3回目の滞在) 来県のきっかけ…ヨーロッパで開催された学会で富山大学から参加されていた今中教授と出会ったことがきっかけです

☆富山に来た時の第一印象は?
 ベラルーシは山も海もない国で、ほとんど平らな国土です。国土の40%は森で覆われています。富山の自然と風景は素晴らしいですね。島国というのも、僕の国とは全く違いますから。そして、日本の皆さんはとても親切。恥ずかしがりやの方が多いですが、皆さん手助けして下さいます。

☆出身国と比較していかがですか?
 富山に住んでいて唯一不便だと感じているのが、公共交通機関です。僕は車を持っていませんので、食料品・日用品の買い物は主に路線バス、コミュニティバス、自転車を使うのですが、コミュニティバスについては日曜日は運休しているんです。平日は仕事ですから、日曜日に買い物に行きたくてもバスやコミュニティバスが運休していると困りますね。。。ミンスクは首都なので、地下鉄、バス、路面電車等とても充実しています。富山で生活するには車は欠かせないですね。
 僕には娘がいるのですが、ベラルーシでは、新学年は9月1日から始まります。日本では4月ですね。小学校の入学式では、日本の皆さんと同じ、子ども達はおめかしして式典に参加しますが、子ども達はめいめい手に花束を持っています。そして入学式が終わる頃、初めての担任となる先生に花束をプレゼントするんですよ。ベラルーシの習慣なんです。夏休みは6、7、8月と3カ月間あって、子ども達はおじいちゃんおばあちゃんたちと過ごしたり、夏のプログラムに参加したりします。ダーチャ(Dacha)といって、都市部を離れて郊外の自然の中に入り、セカンドハウス(すでに建っている家もしくは自分たちで建築して)に住み、週末のみ、もしくは夏の間、畑をしたり、庭作りを楽しんだり…自然の中での生活を楽しむという習慣があります。夏休みはダーチャで過ごす人が多いですね。日本で言う避暑とはちょっと違いますね。ダーチャとはDIYを楽しむ文化です。富山は9月でも27度くらいある日もありますが、ミンスクでは日中の気温で15〜20度でしょうか。ベラルーシの夏は短いです。
 あと一つ、若者の遊び方が違う!!日本の皆さんは、食べて飲んでそしてカラオケ!ベラルーシの若者は、食べて飲んでそしてダンスです!!日本の若者の遊びにはダンスはほとんど無いようですね。


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