和歌山市中心部の市堀川を活かしたまちづくりを考えるイベント

水辺交流会”わかやまミズベMEET UP!で
富山・松川遊覧船が先進事例紹介

 

和歌山市は徳川御三家の一角で将軍・吉宗公を輩出した「和歌山城」があるが、大阪のベッドタウンとしてドーナツ化が進み、まちなかの賑わいが低下。大学が少ないため、若者の人口流出も多い。そこで、近年、コンパクトシティへの取り組みが始まっている。まちなかへの3大学の誘致、リノベーションスクールの誘致など様々な事業が進行している。その一環として、市内中心部を流れる市堀川の利活用も検討され、昨年は社会実験も行なわれた。さる2月17日には、これまでの成果や課題を報告し、水辺のまちづくりをさらに推進するための交流会が開かれたが、その場で、先進事例をお聞きしたいと松川遊覧船にも依頼があり、設立の経緯やこれまでの取り組みについて紹介した。

 

【プログラム】

《第1部》
オープニング
和歌山県住みます芸人〝わんだーらんど〟によるオリジナル漫才①
基調講演
『まちの魅力をはかる新しい物差し〜センシュアスな街がつくる豊かな未来』島原万丈氏
社会実験の実施報告
パネルトーク
『市堀川の通信簿 〜和歌山の水辺はセンシュアスに生まれ変わるか』

《第2部》
オープニング
和歌山県住みます芸人〝わんだーらんど〟によるオリジナル漫才②
事例紹介
『富山の水辺先輩に聞く 〜最初ってどんな感じでした?』中村孝一氏
パネルトーク
『だれがやる?和歌山の水辺の魅力づくり』

 

 水辺交流会は、わかやま水辺プロジェクト(和歌山市の「水辺空間を活かしたまちづくり手法検討調査業務」の一環で形成された事務局)が主催。
 和歌山県住みます芸人〝わんだーらんど〟による軽快なオリジナル漫才からスタート。続いて、『本当に住んで幸せな街 全国「官能都市」ランキング』の著書で知られ、「他者との関係性」「五感で感じる身体性」を基準にした「官能」〈センシュアス〉という言葉をキーワードに、まちを再評価する試みを行っているLIFULL HOME’S 総研所長の島原万丈氏が基調講演。パネルトークでは、島原氏の他、昨年中頃まで国交省水管理・国土保全局河川環境課課長補佐を務め、ミズベリング・プロジェクトも担当されていた田中里佳氏、地元の㈱紀州まちづくり舎社長の吉川誠人氏も加わり、わかやま水辺プロジェクトプロデューサーの岩本唯史氏(ミズベリング・プロジェクトディレクター、㈱水辺総研社長)と共に、社会実験の実施報告とパネルトークが行なわれた。
 その後、近くの小学生達による市堀川の水質・ゴミ調査活動の報告があり、市堀川の現状を再認識。
 そして、40年前にグッドラックを創刊し、30年前に松川遊覧船を運航するに至った経緯やこれまでの取り組みを、富山観光遊覧船㈱社長で、〝水の都とやま〟推進協議会理事長、㈱グッドラック会長の中村孝一が紹介した。最後に、舟運事業を検討している地元のユタカ交通㈱社長の豊田英三氏と、㈱グッドラック社長の中村青児が加わり、パネルトークを行った。

 


▲松川遊覧船の運航経緯について説明する中村孝一。

 

▲地元の小学生による水質調査。とても専門的でした。

 

 

市堀川(しほりかわ)
和歌山城の北側を流れる市堀川は、かつて和歌山城の外堀として整備され、両側に武家屋敷、商家が立地して多くの人が行き交った。また、川沿いに仮設建築物と露天商で形成される商売の空間があった。

 

 


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