第26回 水の都とやま取材の旅「富山城址まちなかめぐり」参加記者の声

◇開催日時/令和4年6月4日(土)
◇協賛/池田屋安兵衛商店地場もん屋総本店島川あめ店月世界本舗(公社)とやま観光推進機構富山観光遊覧船富山市郷土博物館富山市商工労働部観光政策課菓子匠 平安堂ホテルグランテラス富山(五十音順)

 

●野村淳子さん(岐阜新聞社)
 岐阜は隣県ですが、白川郷より向こうへはなかなか行く機会がなく、今回は「特急ひだ」(JR高山本線)に10年ぶりに乗って富山へ来ました。岐阜で薬草園をアピールしていることもあり、特に印象的だったのは池田屋安兵衛商店の薬膳料理です。これだけ充実した料理を手軽なお値段で食べられるのはすごいですね。また、地場もん屋総本店で飛騨コーナーを発見し、岐阜とのつながりが強いことを嬉しく思いました。同じ文化圏ですので、お互いにもっと身近に交流できたらいいなと思っています。

●末永朋子さん(中国新聞グループ メディア中国)
 富山の自然に癒されて、とても楽しく充実した1日でした。緑いっぱいの中、木々のサワサワする音を聞きながら松川遊覧船に乗り、ゆっくり川を巡ったのが心に残っています。また、島川あめ店では、奥様が自分のお店の伝統を非常に大切にされ、それを生き生きと話されている姿が素敵でした。時代の流れの中で少しずつ変化しながらも、それを大事にする人々の思いによって残っていくものがあるのだなと改めて思いました。お洒落で使いやすい公共の施設も多く、ここで暮らしてみたい!と思う要素がいっぱいでした。

●黒川拓夢さん(福井新聞グループ fuプロダクション)
 いつもはデザイナーとしてデスクワークをしており、今回初めて記者として取材に伺いました。富山のまちなかの魅力が凝縮された企画で、とても有意義な体験ができたなと感じています。徒歩や路面電車で行ける範囲に、見どころがあるのがいいですね。また皆さんが、伝統を大切に守りながらも社会の変化に合わせて様々な工夫をされ、柔軟に対応されている点がとても勉強になりました。

●姚 遠さん(東京流行通訊社)
 数年前に伝統工芸が好きな中国の若者達160名を高岡に連れてきましたが、宿泊先が高岡だけでは足りないため富山市内に来たことがあります。これまでは富山と言えば高岡の印象が強く、富山県=伝統工芸のイメージでした。今回、富山市内にこんな素敵な見どころやお店がたくさんあることを知り、驚きました。古い伝統がありながらも、新しい発展をしている現代的な都市というのが、今回訪れた富山市の印象です。

●堀井聡子さん(中日新聞社)
 昨年まで金沢で勤務していましたが、富山へ来たのは数えるほど。この取材会に参加し、富山はいい意味で余白がある街だなと感じました。松川遊覧船に乗ると、緑が多く川もゆったりしていて、緩やかに時間が流れていき、路面電車での移動も不思議とせかせかすることがないんですね。これは薬などの産業が下支えしているという点もあるでしょうし、富山藩の地に根を張った街だからということもあるのではないでしょうか。和菓子を楽しむというのも、街の人たちの余裕から生まれる文化だと思いますし、富山ならではの余裕のある空気感を記事で伝えられたらと思います。

 

▼今春から松川茶屋で販売している、松川遊覧船をモチーフにした和菓子づくりキット(提供/菓子匠平安堂)で手作り体験。この和菓子と抹茶を持って、優雅に歴史クルーズを楽しみました。

 

▼富山の成り立ちを学ぶため、富山市郷土博物館へ。前田利長が着用したという、鯰の尾をかたどった長さ140センチの兜に注目が集まりました。さらに天守展望台で、江戸時代の富山城の広さを実感!

 

▼市内中心部で、富山産の新鮮な農産物や魚・肉、加工品などが揃う地場もん屋総本店。珍しい野菜や山菜の数々に、記者達の目が釘付けになりました。

 

▼昼食は、池田屋安兵衛商店の「薬都」にて、黒米や薬草を取り入れた体にやさしい薬膳料理。昔ながらの丸薬づくりの実演では、職人の技に驚きの声が!その後、実際に体験してその難しさを実感しました。

 

▼今なお昔ながらの製法で作り続けている島川あめ店の商品は、どれも作り手の熱い思いが込められたものばかり。麦芽飴は薬の原材料として使われていたとの話に、薬の富山を実感。

 

▼月世界本舗では銘菓「月世界」、姉妹品「まいどはや」の名前の由来を聞き、その優しい味と独特の食感を味わいました。

 

▼最後に集合写真

 

 

 

おすすめ