沖田川放水路(滑川市)
県が整備を進めてきた滑川市の沖田川放水路がこのほど竣工した。
沖田川は、かんがい用排水路として整備されてきたため、流下能力が小さく、これまで洪水による被害がたびたび発生してきた。平成13年6月29日の豪雨では459棟、平成24年9月11日の豪雨では45棟の浸水被害が発生。県では、滑川市が整備する都市計画道路「加島町下島線」の地下に箱型の水路(函渠)を設置し、洪水を富山湾に放流する放水路の整備を平成14年度に事業着手し、今年3月4日に竣工した。
洪水時には、分流地点において分水ゲートを閉じ、沖田川の流水を全量放水路へ流すことにより、下流域の治水の安全性を高める。なお、沖田川には、中川放水路という別の放水路も作られているようだ。
▲洪水時には右上のゲートを閉じ、左の放水路に水が流れる。
▲案内看板より
▲案内看板より
■参考文献/案内看板