舟橋―旧神通川船橋を偲ぶ4枚の絵(写真)

 松川(旧神通川の名残り)に架かる「舟橋」の4つの親柱に、旧神通川船橋のそれぞれ異なった古絵図や古写真が金属に加工されて埋め込まれている。これは、この場所に船橋が架けられていたことによる。
 上記写真の①③は明治初期の古写真、②は初代・歌川広重の『六十余州名所図会』、④は山下守胤の『富山城下神通川船橋図』がもとになっているようだ。
 旧神通川船橋は、慶長10年(1605年)、前田利家の長男の利長が利常に家督を譲り、越中新川郡22万石を養老領として富山城を整備し隠居した際に架けられたという。明治15年に木橋「神通橋」に架けかえられ、その後、馳越線工事を経て流れが直線化。廃川地は埋め立てられ、名残りとして松川が残った。現在の舟橋は、平成元年(1989年)9月に竣工した。





  

 

 

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