浅井神社の大けやきと杉並木(高岡市福岡町)

樹齢1200年以上の大けやき

 養老元(717)年創建と伝わる浅井神社は、初代社僧が行基とされる。参道の両脇に立ち並ぶ杉並木は、樹齢200〜400年。戦前には富山県指定の天然記念物に名を連ねていたが、台風や降雪等による倒木が増加したため、現在は解除されている。しかし、境内に入って右手にある大けやきは、県指定の天然記念物になっている。樹齢は1200年以上。幹回りは約9・3mで、県内で最大。樹高は約20m。幹は高さ約5mのところで二つに分かれ、一つはすでに枯れてしまったが、もう一方の樹勢は現在も旺盛だ。
 本殿東側玉垣に接して立つけやきも高岡市指定の天然記念物になっている。樹齢1000年以上。幹回り6・4m。平成16年に、腐蝕していた枯幹の上部を切断して防腐処理を実施するとともに、宿り木や周辺樹木を撤去し、生育環境の保全が図られている。


▲高岡市指定・天然記念物「浅井神社の杉並木」


▲富山県指定・天然記念物「赤丸浅井神社の大けやき」


▲高岡市指定・天然記念物「浅井神社のけやき」

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