戸隠(とがくし)神社(長野県)

 北陸新幹線開業で近くなる長野市の名所はどこかと調べていると、有名な「善光寺」と並んで紹介されていたのが、こちら、戸隠神社。戸隠山周辺に、宝光社、火之御子社、中社、九頭龍社、奥社の5社がある。
 奥社へ続く参道の杉並木が素晴らしいということで歩いてみた。奥社の駐車場から奥社までは約2キロ。半分ぐらいのところに随神門という山門があり、そこから17世紀に植えたとされる杉並木が続いている。途中からあいにくの雨となったが、心を浄化してくれるような雰囲気をただよわせていた。
 ちなみに、奥社の祭神は天手力雄命(あまのたぢからおのみこと)で、天照大神が隠れた天岩戸をこじ開けた大力の神。神話では天手力雄命が投げ飛ばした天岩戸が現在の戸隠山であるとされる。
 中社の近くには、「チビッ子忍者村」という施設がある。戸隠は、戦国時代に活躍した戸隠流忍者の里として、知る人ぞ知る場所とのこと。ちなみに、戸隠流忍術は、木曽義仲の家臣、仁科大助が開いたそうだ。仁科は、古くから戸隠や飯綱で修験道の修行をしていたが、義仲が討ち死にした後、伊賀に逃れ、伊賀流忍術を習得し、戸隠に戻って戸隠流を開いたという。忍者気分を楽しめるアスレチックが豊富な施設だ。
■参考文献/Wikipedia



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