[イベントリポート]滝廉太郎研究会 設立7周年 記念コンサートを開催 2022年6月26日(日)
富山で少年時代を過ごした作曲家・滝廉太郎の顕彰活動を進めようと、2015年に発足した「滝廉太郎研究会」(会長/浅岡節夫富山県オペラ協会名誉会長)。今年の設立7周年を記念し、さる6月26日(日)、富山城址公園内松川茶屋にて「記念コンサート」が開催された。
初めに当研究会理事長の中村孝一(グッドラックとやま発行人)が挨拶。今春、富山市教育委員会発行の社会科副読本に「滝廉太郎記念館」が掲載されたことを報告した。コンサートでは、杉田富夫さん(歌謡作家)が滝廉太郎作曲のピアノ曲「メヌエット」からインスピレーションを得た「悠久の高志の国」、自作の「荒城の街とやま」を披露。花柳松彩香さん、花柳松香沙さん(花柳松香会 名取)が、しっとりとした美しい所作で「荒城の月」の世界を表現した。
黒田素子さん(呉羽高校音楽コースピアノ講師)による滝廉太郎の曲についての解説の後、中川歩美さん(ピアニスト)が「メヌエット」「憾」を情感豊かに演奏。最後に、浅岡節夫さんが「箱根八里」「荒城の月」ほか、「朝」「幻滅」を円熟した深みのあるバリトンで歌い上げ、十八番の「オー・ソレ・ミオ」で締めくくると、会場からは大きな拍手が送られた。
・滝廉太郎研究会ホームページ(リンク)
・滝廉太郎研究会 設立7周年記念コンサート(YouTube)