【其ノ百二十七】 今月は梅見月なり
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二月になるとすぐに節分になります。この日を境に年が変わり、季節が変わり、運気も変わる。まさに、風土に合わせた考えから生まれたように思えるのです。
四季があり、その中に節句があり、さらにそれが細かく名前がついて二十四節気に分かれ、さらに七十四候、それぞれに呼ばれる。それは的を射たような季節を表す言葉として、のこっているのです。
この節分と言われて、翌日が立春となります。そして雨水から啓蟄へと移り変わると言われています。立春で、本当の春を迎えるとしています。二月を如月または梅見月といわれるのは、まだまだ寒い中で衣を重ね着することから〝きさらぎ〟、そして梅がこの時期に咲き誇ることから、梅見月とはよくぞ言ってくれたと叫びたいような気分になります。
明治も昭和も遠くなっていく、こんな時代に世界に合わせるように太陽暦に変えた。古くからのいろんなものや風習が消えていくなかで、何でも有り、のように受け入れていくこの国はどこへいくのでしょうか。少しでも季節の言葉を大事に暮らしていく、そんな世の中であって欲しいものですね。
いやはや まいどはや