【其ノ百八十六】食品ロス時代
食品ロスということをよく眼にしたり、耳にする。余ったものは食品バンクなどに提供したり、あるいは困っている方に届けたりしている。家庭の食材のゴミは三割以上だと言う。その前にスーパーやコンビニに非常に問題があるように思っている。昭和バブルまでの暮らしや食生活がそのままいまだに続いて、変換の兆しがないようだ。スーパーなど麺を買おうとすると、いまだに三人前もしくは三袋入りとある。飽食や大家族の時代ならいざ知らず。今や二人もしくはひとり暮らしが多くなった時代には多過ぎる。では一つ買えばいいだろうと思うと、数が無かったり高かったりで二の足を踏む。コンビニに至ってはメガ盛りや激盛りなど、これではロスが出るのが当たり前だ。観光も、やたらめたらと人を呼ぶことばかりでいまだに数に拘る、ただただ人混みの嵐となる。コロナ禍で人が来なくなって、静かなことの良さも少しは感じているかと思えば元の木阿弥である。そろそろ一、二進法で一つもしくは二つを売りにすれば、沢山欲しい人はそれなりに買えば良い。高くなると文句を言う前に健康を考え控えたり、沢山食べたければそれなりにリスクは背負うことを知ればいいのである。
いやはや まいどはや