安住橋(富山市)

昭和8年に竣工したアーチ橋

 富山市の中心部を流れる松川にかかる安住橋では、昨年から、市内電車環状線(セントラム)の運行開始にあわせ、補強工事が行われていたが、2月初旬には完了した。
 安住橋は、「都市 富山の礎を築く」(白井芳樹著・技報堂出版)によれば、昭和8年に、RC(鉄筋コンクリート)アーチ橋として竣工している。ちなみに、下流の「桜橋」は、その2年後に鋼アーチ橋として竣工したもので、平成11年には国の有形文化財に登録されている。この2つの橋は、同じ都市計画事業によって、同じ河川に、県庁を東西にはさむ位置に作られていることから、ツインの市街橋として設計されたと考えられるそうだ。
 安住橋は、平成9年〜10年に改良工事が行われ、鋼桁による歩道部分が増設された。その結果、RCアーチ橋であることがわかりづらくなったが、遊覧船で下をくぐると、かつてのアーチ橋を体感できる。改良工事では、「ガラスの街とやま」らしく、全面ガラスの高欄が採用された。
 「安住橋」の名前は、富山城が安住城と呼ばれることもあったことから、その近くの橋ということで名付けられたのではないか、とされている。

 


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