60. 張 さん(中国)

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プロフィール

出身国…中国 雲南省 昆明 趣味…旅行、読書、料理 お国自慢…世界の「四大文明」の中で、三つの文明は滅亡、断絶したが、唯一中国文明だけは、数千年にわたって維持してきたこと。中国の改革開放は国が豊かになり、国民の生活水準を向上させたこと 海外在住経験…富山7年 来県のきっかけ…1回目は国際技術交流員として。2回目は留学生として。3回目は富山大学人文学部外国人客員研究員として。中日漢詩交流についての共同研究のため。

☆富山に来た時の第一印象は?
 初来日は1997年12月末でした。一年中暑くもなく、寒くもない雲南省昆明から来た私にとって、富山の冬は厳しく辛かったのですが、真っ白な雪景色に感動し、雪景色を観ながら楽しんだ宇奈月温泉の露天風呂は最高でした。自然が豊かで美しく、静かで気持ちが休まり、落ち着いて勉強できました。黒部峡谷・紅葉・雪景色の立山連峰、チューリップ、夏の緑、本当に自然に恵まれた都市だなと思います。また、富山の皆さんの親切さはもちろん、勤勉さや正直さ、その他いろいろ良い点を知りました。この富山のファンになりました。2回目、3回目の滞在も、この印象に変わりありません。3回目の今回は新幹線開通により、富山駅の人の出入りが多くなり、以前より賑やかになったと感じました。

☆出身国と比較していかがですか?
 大自然に恵まれている点、また味噌、納豆、蕎麦、梅干しを食べることも、雲南省とよく似ていてとても親しみを感じます。日本は全国どこでも公共施設が最高です!トイレ、図書館、国際交流センターなどなど。無料、もしくは低価格で住民に提供されている。中国でも近年は、公共施設のサービスにも力を入れ、少しずつ改善されてきていますが、でも日本と比べたら、まだまだです。
 八尾、井波、菅沼、相倉、高岡の金屋町などの伝統的な建築はとても素晴らしいです。中国でも観光資源の一環として、昔ながらの建築風景である古城を大事にするようになってきました。
 日本の大学は夏休みも冬休みも図書館や事務、教務関係の部門が休まず仕事をすることにびっくりしました。中国では、どの大学でも夏休み冬休みも全面的に休みです。

☆富山の皆さんへメッセージを
 私にとって富山は既に第二の故郷です。富山の魅力を中国の方々に伝えたいと思い、観光スポットをネットで発信しています。今後、富山への中国人観光客が増えると信じています。控えめな富山の皆さんは「田舎の富山は何もない」とネガティブな発想をしている方も多いようです。『ドラえもん』の故郷、雄大な立山連峰、黒部峡谷の景観、チューリップ王国、ホタルイカ、美味しい水・魚・米…、住んで良し、食べて良しの富山を再認識し、この富山に誇りを持って堂々とアピールして頂きたいです。歴史に裏打ちされた、「売薬」から発展した「製薬業」という、他県では見られない伝統産業の魅力もあります。
 私は今年の8月で中国に戻ります。富山の皆さんの温かいご支援のお陰で今日の私がいるわけで、この場をお借りして、心より厚くお礼申し上げます。帰国してからも微力ながら富山の魅力を引き続き中国の皆さんに伝えたいと思っております。富山の皆様へのご恩返しに少しでもなれば有難く存じます。


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