舟橋の橋台

明治15年、船橋から神通橋に架け替えられた時に富山城二の丸の石垣を転用

 松川に架かる舟橋の橋台は、石垣になっています。昭和62年に舟橋が改修された際、橋台部から大量の石垣石材が見つかり、調査の結果、この場所には明治15年に「船橋」から架け替えられた木橋「神通橋」があったことから、その橋台石材であろうと推測されました。そして、明治16年頃に富山城二の丸にあった二階櫓門が撤去されていることから、その頃に二の丸が完全に解体されたとみられ、その石垣が新しく作られる「神通橋」の橋台に転用されたと考えられています。この場所にそんな案内板があってもいいですね。

【参考】富山市郷土博物館HP「博物館だより第十七号」、富山市埋蔵文化財センターHP「富山城研究」コーナー 「トピックス:舟橋橋台工事で出土した礎石」

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